旧RYOBI社製のオフセット単色A3判縦通し印刷機「3300CR」を導入しました。
3300CRは、A3判ノビに対応したコンパクトながら高精度なオフセット印刷機であり、少部数印刷や封筒、伝票の印刷においても優れた性能を発揮するモデルとして知られています。
この機種は、かつてのRYOBIブランドが築き上げてきた高い技術力と堅牢性を背景に、長年にわたり多くの現場で信頼を得てきたロングセラーモデルであり、シンプルな構造と扱いやすさを兼ね備えている点が特長です。単色機であることから、スミ刷りや特色印刷などに最適で、用紙搬送や版交換のスピードにも優れており、小ロットかつクオリティを求められる印刷ニーズに対応可能です。
特に、写真やアートワークの一部工程において、デジタル印刷では得がたい風合いや階調表現を求める場合、このオフセット機の存在が有効です。手刷りに近い緻密さと、オフセットならではのシャープなエッジを両立する3300CRは、単なる生産機器ではなく、作品づくりの一部とも言える存在です。
導入にあたり、弊社では機体の整備および動作確認を徹底し、印刷品質の安定性と再現性を追求。今後はこの機を活用し、アーティストや写真家の方々が求める「紙の上での表現力」にさらなる厚みを加えることを目指します。
〈RYOBI 3300CR〉の導入は、私たちのものづくりへの姿勢と、アナログ印刷の価値を再評価するための重要な一歩となります。
