EPSON製の大判プリンター〈SC-P9550PS〉を新たに導入いたしました。
SC-P9550PSは、写真・アート・プルーフ用途において業界最高水準の色再現性と解像力を誇る、エプソンのフラッグシップモデルです。12色インク構成による広色域・高密度の出力が特長であり、色彩の微妙なニュアンスや階調のなだらかさを正確に描き出す能力は、表現を追求するクリエイターの要望に的確に応えるものです。
本機は特に、写真家や美術作家にとって不可欠な「色の正確性」と「紙の風合いに応じた制御力」に優れており、グレースケールからビビッドなカラー表現に至るまで、作家の意図を忠実に再現します。また、エプソン純正の「Epson Edge Print」を搭載されたPS(PostScript)モデルであるため、商業印刷やプルーフ用途としても活躍します。
弊社ではこのプリンターを、作品出力・ギャラリー向けプリント・展示用パネル制作などの多様な目的で活用してまいります。とくに、銀塩プリントにはないインクジェット独自の質感と、紙の種類によって変化する色の沈みや発色を設計しながら、写真作品としての完成度を高めるツールとして位置づけています。
高精細・高再現の技術を駆使しつつも、最終的に重視するのは、作品にとって「ふさわしい出力結果」であるかどうかです。
SC-P9550PSの導入は、ただ美しいプリントを得るためではなく、写真家の視点と紙の表現力を結びつけるための、一つの選択です。