印刷情報

Illustrator入稿 データ作成上の注意

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イラストレータでの完全データ入稿を前提としたデータチェックは、印刷可能であるかのみ確認する目的であり、文字やレイアウト・デザイン・オーバープリントなどはチェック対象外となります。

01.リッチブラックの注意点

image04CMYK4色の掛け合わせで印刷を行うため、印刷時の紙の伸縮等により見当ズレ(4色の位置合わせのズレ)が起こりやすく、文字や線へリッチブラックの使用は行わないで下さい。このような場合は墨ベタ(K100%)で色指定されることをおすすめします。
お客様のリッチブラック使用による、見当ズレに対する刷り直しはいたしかねます。ご了承ください。

 

 

 

02.トンボを入れてください。

トンボは見当合わせ、断裁、折りといった各工程で作業の目安や基準として使われるものです。image00
1,ツール内長方形ツールを選択し、アートボード上でクリックします。
2,数値入力の為のダイアログが表示されるので、サイズを入力しOKボタンを押します。
3,塗りと線は「透明」を設定しておきます
4,ボックスを選択した状態で次の操作を行ってください。
~CS3
「フィルタ」メニュー ⇒ 「クリエイト」 ⇒ 「トリムマーク」
CS4以降
「効果」メニュー ⇒ 「トリムマーク」 ⇒ 「オブジェクト」メニュー ⇒ 「アピアランスを分割」

03.塗り足しは必ず3mm作成

トンボを目印として断裁を行いますが、一度に何枚も重ねて断裁をするため、微妙なズレが生じます。image03
紙面の端の部分まで文字や絵柄が入るとき、仕上サイズの外側3mm程度はみ出すようにデータを作成することです。これを「塗り足し」といいます。塗り足しの指定の仕方は、仕上がりサイズより上下左右3mmずつ、外側に伸ばします。はみ出した状態で印刷し、断裁するサイズは元の仕上がりサイズとなります。

 

 

 04.文字データのアウトライン化

文字のアウトラインをされないままの状態にして入稿されますと、データを開く環境によって異なるフォント(書体)で出力されてしまいます。OSなど、環境問わず全ての文字はアウトライン化してください。

05.4色ベタは印刷できません

4色ベタとはCMYKすべてが100%で作成されている状態です。
この状態は印刷の許容量を超えた大量のインキが転写されるため、裏移り等のトラブルの原因になります。

06.罫線について

罫線は「塗り」を透明に、「線」に色を設定してください。
罫線の指示が「塗り」だけで設定されていると、弊社では印刷できません。
線幅は0.25pt以上で設定して下さい。

07.ブラック以外のオーバープリント

「C・M・Y」はオーバープリントの設定をしないで下さい。設定どおりに出力されない場合があります。
カラーの上にK100%の文字を載せる場合は、オーバープリントを設定して下さい。

image02

image01 

08.配置データも必ず添付して下さい

イラストレータに配置いただけるのは画像ファイルのみです。PDFなど、その他の形式のファイルは配置しないでください。
配置データとは、イラストレータのナビーバーより 「ファイル」⇒「配置」で、選択されたファイルです。
配置データは、必ずCMYKのカラーモードにしてください。

09.出力サンプル(見本)の作成方法

イラストレータからJPEG書き出し方法
「ファイル」⇒「書き出し」⇒保存形式をJPEGにしてください。
画 質 : 8最高(低圧縮率)
形 式 : 方式ベースライン(標準)
解像度 : 深度:高画質にして保存してください。
または、キャプチャ画像を作成してください。

10.カスタムカラー・スポットカラーについて

プロセスカラー以外の色(特色・カスタムカラー・スポットカラー)は使用しないで下さい。
使用されている場合はデータ不備扱いになります。また、プロセスカラーへの変換作業は行なっておりません。

11.レイヤーの統合・不要なレイヤー

不必要なレイヤー(非表示になっているもの等)は削除して下さい。

12.そ の 他

描画モードは、「通常」にしてください。
不要なオブジェクトの排除(孤立点など)をお願いします。
ロック・レイヤーロックは、全て解除してください。

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